Google AdSense はサブドメインで使用不可!? → 3回のサイト移転とその方法

Google AdSense はサブドメインで使用不可!? → 3回のサイト移転とその方法
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まえがき

 ブログを始めて約半月。そろそろ収益化を考えたいところです。収益化というと、なんだか俗っぽい感じがしてしまいますが、サーバーの維持費を払い、結構な時間を調査と執筆に費やしている以上、それなりのリターンを得なければ割に合いません。
 アフィリエイト広告と言えば、A8.NETもしもアフィリエイト等が有名どころですが、とりあえず最初はGoogle AdSenseを導入することにしました。
 しかし、導入審査の前段階で大きく躓いてしまい、タイトルの通り、サイトを2回も作り直す羽目になってしまいました。同じ轍を踏まないようにメモしておきたいと思います。

Google AdSenseとは

 Googleが提供するアフィリエイト広告サービスで、クリック回数や表示回数に応じて報酬を得ることができます。商品購入や契約成立を条件とする 、A8.NETもしもアフィリエイト等の広告と比べると利益は微々たるものですが、そのぶん報酬が発生しやすくなります。また、最大のメリットは、他の広告はサイトの制作者が自身のサイトに合った広告を配置する必要があるのに対して、Google AdSenseは自動的にサイトに合った広告を配置してくれる点です。ホームページに導入しておけばすべての投稿に導入され、かつ内容が自動的に投稿に合わせられるので差し替える必要もなく、とても使い勝手の良い広告です。Google AdSenseの詳細については以下をご覧ください。
https://support.google.com/adsense/answer/

 さて、そんな便利な Google AdSense ですが、導入には審査があります。審査を突破するにはサイトの信頼性やコンテンツの充実が必要なのですが、今回話題にするのはそのさらに前段階、審査の申し込みの条件についてです。その条件の一つが

サイトのURLにパスやサブドメインを使用できない

ということです。

パスやサブドメインとは?

 パスとは以下の様に、トップレベルドメイン(TLD)後に「/」で区切られた階層が含まれるURLのことです。以下の例では.comTLDで、****がサイトが存在する階層です。ConoHaWINGや、XServerなど、WordPressのサイト構築補助機能があるサーバーはいくつか存在しますが、サイト名やサイトの階層に名前を付けると大抵この形式のURLを持つサイトが構築されます。

https://xxxx.com/****

 一方、サブドメインとは以下の様にTLDの前に”.”で区切られた階層が含まれるURLのことです。こちらも、無料サーバーや、無償ドメインなどにありがちなので注意しましょう。以下の例では xxxxというドメイン名に対して、通常であれば直接TLDがくっついて xxxx.comとなるはずですが、その間に.ooooが入っています。

https://xxxx.oooo.com/

URLにパスやサブドメインを指定してしまった事例

 私は最初に作ったブログをサブドメインで作ってしまいました。 Google AdSenseに登録しようとした段階で、サブドメインというものの存在を知り、別のドメインにサイトごと移転したものの、今度はサイト名がパスの階層であらわされることを知らずにまた失敗。さらにもう一度、サイト名を削除してやり直す羽目になりました。以下は私が契約している ConoHaWING での操作手順です。以前の投稿で使い方を会得した「サイトコピー」が大活躍してくれました。

.conohawing.comというサブドメインでブログを作ってしまっています。

URLにパスやサブドメインを使用できません」というエラーが出ています。

tedukapm.tech(現在のドメイン)を取得して、サイトコピーをしましたが、URLに「/it-eng」階層を追加してしまいました。

そこで、 一旦サイトを基のドメインに戻した後、 「/it-eng」階層を追加してしまったサイトは削除し、今度は URLに階層を追加せずにサイトコピーしました。

しかし、左のエラーが出てうまく行きませんでした。

ファイルマネージャーで見てみると、消したはずの 「/it-eng」階層が残留しています。そこで、これらのフォルダを削除した後、再度、サイトコピーしてみることにしました。

無事に「https://tedukapm.tech/」に移転することができました。

ここまでの作業は手作業でやろうとすると、移転の度にWordPressの構築、プラグインの導入・設定、投稿のコピー、リンクの貼り直し等、膨大な手間がかかるのですが、サイトコピーはこれらをすべてワンクリックでできるので本当に助かりました。

まとめ

  Google AdSenseはサブドメイン・パスでは使用できません。
使う予定がある場合は必ず、サイトのURLは「https://xxxx.com」という形にしましょう。
 また、ConoHaWINGのサイトコピーで「インストール先のパスにファイル、フォルダが既に存在しています。」というエラーが出た場合はファイルマネージャーでインストール先のパスを確認しましょう。今回は検証していませんが、サイトを作ると同時にerrorフォルダが作成されており、同じ階層にサイトを作ろうとすると、errorフォルダの名称が被るのが原因のような気がします。