PandasのDataFrameをJupyterNoteBook上に表示する方法6選!

Pythonのライブラリ、PandasのDataFrameをJupyterNoteBook上で表示する方法と、表示する行数を変更する方法を紹介します。
まえがき
PandasのDataFrameをJupyterNoteBook上で表示する方法はいくつかあります。
しかし、JupyterNoteBookの機能で一定の行数以上になると勝手に省略されてしまい、思うように表示するのは意外と難しいです。
そこで、行数を選択して表示する方法を調査した結果をまとめます。
DataFrameの詳しい使い方は以下の公式サイトを確認してください。
実行環境はPython3.8、JupyterNoteBook6.3.0です。今後の例では以下のcsvデータを使用します。
1行目はヘッダーで、2行目~101行目までの100行×5列のデータです。
csvデータを読み込む方法については以下の記事を参照してください。

環境はPython3.8、JupyterNoteBook6.3.0です。
簡易表示 – print() –
簡易表示とはテーブルの形を崩して、最もシンプルな文字列として表示する方法です。
print(df)

テーブル表示 – display() –
結果をExcelのようなテーブル形式で表示します。
display(df)

テーブル表示2 – df –
先ほどのdisplay()と同じ表示方法は、DataFrameを定義した変数名(今回の例ではdf)を入力するだけでも表示できます。ただし、この方法で表示できるのは一つのブロックにつき1回までです。処理が分かりにくくなるという欠点もありますので、display()を使うのが個人的にはおすすめです。
df

全体を表示 – max_rows –
これまでの例では途中が省略されていましたが、省略せずに全体を表示したい場合はPandasのオプション設定max_rowsに省略せずに表示したい行数を指定します。
Pandasのオプション設定についての詳細は以下を確認してください。
https://pandas.pydata.org/docs/user_guide/options.html?highlight=max_row
pd.options.display.max_rows = 100
display(df)

12行目以降は省略していますが、最終行まで表示することができます。
先頭行から任意の行数を表示 – head() –
max_rowsを使った方法ではすべてを表示するか、一部を表示するかを変更できます。
しかし、一部を表示する場合は表示する行数が固定されてしまいます。
そこで、戦闘から任意の行数を表示したい場合にはhead()を使用します。引数で行数を指定します。
df.head(10)

最終行から任意の行数を表示 – tail() –
head()と同じように、最終行から引数で指定した行数を表示します。
df.tail(10)

まとめ
Pythonのライブラリ、PandasのDataFrameをJupyterNoteBook上で表示する方法と、表示する行数を変更する方法を紹介しました。
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